心理マーケティングとは?

心理マーケティングとは何なのか?
説明させていただきます。


心理マーケティングとは?

社長


心理マーケティングについて説明させていただきます。
最初に結論ですが、心理マーケティングとは、心理学+マーケティングを兼ね合わせた造語です。

心理マーケティングの概念をお話するためには、単語を2つ(心理とマーケティング)に分けて理解する必要があります。

まずは「心理」についてです。

心理とはデジタル大辞泉において
・心の働きやありさま。精神の状態。「複雑な心理」「深層心理」
・「心理学」の略。
という2つの意味があります。

心理マーケティングの心理とは2つ目の「心理学の略」と思っていただければと思います。
心理学とは、デジタル大辞泉においては「生物体の意識や行動を研究する学問」と定義されています。
人の意識や行動を研究する学問、といって良いですね。


次に「マーケティング」についてです。
この言葉は何を指すのでしょうか?

インターネット辞書Wikipediaでは、次のように定義されています。
『企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す』。

日本マーケティング協会では、次のように定義されています。
『マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である』。

マーケティングはとかく「販売促進」のイメージが強いですが、どちらの定義も違ったイメージを受けると思います。


これらの定義を併せて、短くまとめてみると…
マーケティングとは、顧客価値を生み出すための、また市場創造のためのプロセスであり、総合的活動である、と言って良いのではないでしょうか。

補足するとすれば、顧客を分析、理解し、自社のこと、商品のことも俯瞰(ふかん)的に理解することにより、顧客に喜んでいただける商品、サービスの開発、提供するための仕組みと言えるかもしれません。


小難しい言葉が続いてしまいました。
要は、心理マーケティングとは、心理学+マーケティングを兼ね合わせた造語、ということになります。

心理マーケティングとは、マーケティングの定義に沿って行う活動に、心理学(行動心理学、認知心理学、社会心理学等の学術)に基づく理論、実験、実証結果をマーケティングに適用、応用することにより、難しくなく効率的に活用できる概念、といえます。

具体的には、「~の法則」「~理論」といった、心理学の大学、機関によって実験され実証された結果、定義されるようになった「こういう場合は人間はこう動く可能性が高い」を中心に、マーケティングに応用し、気軽に、でも効率的に成果を上げるための武器ともいえます。